♪老犬介護について♪

「子犬の育て方」の本はたくさんあるけど
超大型犬の介護について書いてある本はあまりなく…
「介護」が大変そうだとは思っていても物も心も準備があまりできない…
と思いながらの手探りの介護でした。
ただの体験談ですが少しでも参考になればと思います。
 といってもちろが寝たきりだったのは3日間だったのでそう手はかからないコだったので
「足腰の弱った超大型犬との過ごし方」程度の軽い介護体験です…

介護用ハーネス


ハーネスには「前足用」と「後ろ足用」があります。
ちろは特に後ろ足が不自由だったので歩行補助用の後ろ足ハーネスを使ってました。
上のちろの画像だと分かりにくいので…

これでちょっと持ちあげるような感じでお散歩してました。
このまま排泄もできるので、使用前まで特にウンチが大変だったのできちんとできるようになりました。

動けなくなってくると、動けないからといって動かさないと筋力が衰えてますます動けなくなってしまうそうです。
なので体調に合わせてたまに数メートルの日もあったけど補助具をつけてなるべくお散歩に出かけてました。
ちろの調子が悪い日は足の曲げ伸ばしをしていました。
歩かなくても動かすだけで筋肉を使うので多少いいそうです。
反応はないのでどうなのかは分かりませんが
次の日、調子がいいことが結構ありました♪

ちろはピレにしては軽いコだったのでグッズを探すのも持つのも楽でしたが普通サイズの大型犬だと結構負担になるかと思います。
特に大変だったのが「起こす時のお手伝い」でした。
最後の半年程、ちろは自力で起き上がれない時も結構ありました。
老犬についての本の「起こし方」を読んでもたいてい中型犬対象で、
私一人では無理がある方法でした。
ちろは全く自力で起き上がれないわけではなかったので「お手伝い」程度のものを探していました。
ちろが着ているボーダーの服のようなものが実は「介護用ベスト」なのです。

こんな感じで持てるので後ろ足用のハーネスとこのベストを使って
立ち上がる時に力がイマイチ入りにくそうなほうを持ちあげたりその他を支えたりして補助をしていました。
両方とも着脱は簡単な作りになっていますが…
寝たきり状態の大型犬に着せるのは至難の業なので調子の悪い時期はつけっぱなしでした。
なので素材的にも関節の負担的にも工夫してある商品を選びました。
もしサイズがなかったら作る気まんまんでしたが運よくゴールデン用がぴったりでした…
今はだいぶ増えてきたみたいなので少しは探しやすいかと思います。
試着できないので買う時はかなりの勇気がいりました…ね…

ちろ的な薬の飲み方

いろんな方法を試しました…
①口を開けて入れる。
 ちろの場合、口を開けさせた時点で私の両手がふさがっているので薬をお口に入れられないので却下。
②スポイドや注射的なもので口の横から入れる。
 液体の薬の時に使える方法。
 なぜかちろに処方されるお薬は錠剤が多いため却下…
③好物にトッピング
 トッピング方法によります。
 ご飯に混ぜるとうまくよけられます。
 おいしくないから当たり前です…
 それで私はなるべく小さいものに紛れさせてました。
 ほぼ薬と半分半分な感じでしたが…
 そこでのポイントが
 ①左手であごを下から支えてあげてちょっとだけ斜め上にする。(あまり上にするとつまっちゃうので。)
 ②好物(ちくわ)の間に薬を挟んであげる。
 ③もぐもぐしている間、左手でずっと斜めを維持する。
 2錠くらいまではこの方法でうまくいきます。
 そのうち勘付いてうまく薬を出してきます…
 ので薬を吐き出すようになったらちょこっと間をあけて別の好物を与えてみます。
 の繰り返しで飲ませてました。
 もちろん薬を飲んだ後は薬なしの好物でお口直しを…

寝たきりになってしまったら

完全寝たきりになったのが最後の3日間なので参考になるかはわかりませんが
寝たきりになって一番戸惑っていたのはちろ本人でした。
(それまで、排泄は家の中でまったくしたことがないコだったのもありましたが)
そして、全く動けない状態だったのに少しずつ私に近づいてきてほんとにべったりでした。
ベッドの下に潜り込む形になったので布団を下に敷いてちろに添い寝していました。
甘える=不安のサインなのかもしれませんね。

ペット用のおむつも考えましたが、サイズと抱える面を考えると女手だけでは無理でしたので
ペットシーツを敷いてこまめに拭いてあげる方法にしました。
拭きながらいつかまた元気に歩けるようにと足を動かしたりマッサージしたりしながら。
目も耳も不自由になってくる老犬にとっては「ふれあい」が一番安心するときだと思います。
散歩の代わりにマッサージの時間というような感じにしました。
もちろん体調に合わせて無理強いしないようにはしました。

一緒にいる時間を大切に

老犬になると若い時より甘えん坊になる気がします。
しつけの面でどうしても厳しくしなければならないことはありますが
私は一緒の時間を増やして
なるべく体温が感じられるとこにいました。

ちろはまず、耳が不自由になりました。
なので隣にいてもしばらく気付かないことも多かったです。
なのでなるべく触ってました。
「おはよう」の意味を込めてそっと触れてなでたりしていました。
聞こえなくても笑顔でなるべく話しかけました。
けど意味は通じないので
たとえばリードを持って「お散歩に行こうか!」と言ったり
手を上下に動かしながら「お座り」と言ったり…

散歩のペースが遅くなっていきますが
だいたい体調によりますが「やる気」にもよります。
「今日、遅いけど具合悪いのかな?」と思いつつ母が散歩してたら
私が帰宅したのを発見して猛ダッシュ(といっても遅いですが)したこともあるらしいです。
一緒にいる…
そんな何気ない日常のことが
気持ちを安心させることのできるとても大切なことだったと思います。

私はちろに「楽しい人生(犬生?)だったなぁ…」と思える最後を迎えてほしいと思いながら過ごしてきました。
なので病院等にはあまり行ってません…
往診してくださる病院が近くになかったので苦手な車に乗せるよりは…と思ってました。
治療なども私たち人間は楽になると分かっているから耐えれるけど
なにも分からないちろにとってはただの拷問かとも思い、
基本、自然にまかせることにしていました。

見ていてつらいことも多かったけど…

よく一緒にいたぶん
いなくなった時はきつかったけど…
でも
今でも思い出すのはちろの笑顔。
今、ちろは天国でも笑顔だといいな。


亡くなる3日前のちろの最後の写真です。
仲良さそうに見えますが実は超仲が悪いです(笑)